『Rose Exs Tia』comments on a song..

7 夕日と共に伝えた言葉


  ティアラの生い立ち、そしてソシエナに伝える言葉を綴った曲。

ティアラは裕福な家庭で育ちます。
両親が共働きでありながらも、常に兄が側にいてくれたおかげで
寂しさなどは感じませんでした。
むしろ、大好きな兄といられたことに幸せを感じていました。

しかしその幸せは、長くは続きません。
大好きな兄が忽然と姿を消してしまったのです・・。

兄はいつも言っていました。
「ティアラ、僕はいつかこの都を出て、世界を旅するんだ」と。

両親は仕事で忙しくて、兄はいつもひとりだった・・。
ティアラが生まれてからは、兄がいつも妹のそばにいました。
自分と同じ寂しさを味わって欲しくなかったから。

(それなのに・・どうして!!)

あなたは独りでいる苦しみを知っていたはず・・
それなのになぜ・・幼かった私をひとり残して行ってしまったの・・?

その後、両親は戦争の犠牲となりティアラは身寄りの無い子供になります。
街にはそのような子供が何人もいました。
ただ生きるために必死な子供達は、やがて強い結束力で結ばれていきました。
子供達の集団はひとつの楽団を結成、数年後に都から旅立ちます。

ティアラは兄を憎んでいた・・、でも・・
兄と同じ道に進みその楽しさ、辛さを知ることで、兄に対する憎しみは徐々に薄れていきました。
もし再び会えるのなら、私は兄を許せるのかもしれないと思い始めています。


兄の形見を持つ少女との出会い。
ティアラはすぐに、この出会いを運命だと感じました。
少女の音楽を愛する純粋な気持ちに惹かれ、特別な感情を抱くのです。
この子にとって兄の存在は、よっぽど大きなものなのでしょう。

ただティアラは気付いてしまいます。
この子は、母親のためではなく母親のせいにして、夢を追う事から逃げていることに・・。
不安は必ずある、私だって一人では出来なかった・・。
この子だって同じ、やりたいことに立ち向かう勇気があれば・・。
ティアラは手を差し伸べるのです、私達の目的は同じなのだから。

「一緒に行きましょう・・あなたの歌声はきっと伝わるわ・・」


この作品は夕日、夕焼けの色がよく似合います。
その美しくてどこか哀愁の漂うオレンジ色は、ティアラ本人を象徴しているようにも見えます。
長めの間奏は、時間の経過を表しました。
ティアラの幼少時代から現在に至るまでの波乱の人生を想像してみてください。






↑PAGE TOP 

copyright (C) 2007. Pizzicato Strings. All Rights reserved.